
夜しかウクレレの練習ができなくても大丈夫だった
楽器の練習と言えばうるさい騒音になったり、近所迷惑になったりしますよね。
だから、トランペットなんかは河川敷で練習したりしていますし、バイオリンやピアノは音楽教室、エレキギターはスタジオでするのが多いと思います。
私もウクレレを買うまでは少し音の大きさが騒音や近所迷惑にならないか心配でしたが、夜に練習しても全然大丈夫でした。
騒音や近所迷惑になる音量(dbデシベル)はどれくらい?
よく騒音や近所迷惑になるような音の大きさを表す単位にdb(デシベル)というのを聞きますよね。
詳しくは結構難しい単位で説明がしづらいのですが、要するに大きな音ほど数字が大きくなります。
また、100dBと90dBは大きな音としてさほど差は感じられませんが、50dBと40dBでは全然音の大きさが違います。
差が同じ10でも音の感じ方が全然違います。
これは温度に例えるとわかりやすいと言われていて、100度=100dBと考えると100度のお湯と90度のお湯では違いがわかりにくく、50度と40度のお湯では温度がかなり違うというのがわかると思います。
それを踏まえて日常生活に感じる音と楽器のデシベルを比べてみましょう。
デシベル | 音の大きさ目安 | 楽器 |
---|---|---|
130dB | 飛行機のエンジン音、落雷 | 生ドラム、ロックバンド演奏 |
120dB | オーケストラ演奏 | テナーサックス、吹奏楽 |
110dB | 自動車のクラクション | 金管楽器、アルトサックス |
100dB | 電車通過時の高架下、地下繁華街 | ピアノ、オーボエ、ハープ |
90dB | 犬の吠える声、パチンコ店内 | フルート、ヴァイオリン |
80dB | 幹線道路沿い、黒電話の呼び出し音 | アコースティックギター |
70dB | 掃除機、混雑したレストラン、動いている電車内、テレビ(音量・中) | 本気のウクレレ |
60dB | 通常会話、動く乗用車内、トイレの流す音 | 軽いウクレレ |
50dB | ヒソヒソ話、昼間の公園 | – |
40dB | 閑静な住宅街、図書館、小雨の音 | – |
30dB | 郊外の深夜、夜の住宅街、洋服を着る音 | – |
20dB | 寝息、時計の秒針 | – |
10dB | 聴こえる音の最も小さな音 | – |
ご覧のようになっていますが、
そして、軽く撫でるように演奏することも可能なので、その場合は通常会話程度の音量、またはそれ以下にもできます。
ピックや爪を使わずに指の腹で弾けばウクレレの音は大きくならない
私も時間的に平日は夜しかウクレレを弾く時間がないのですが、そんな時は指の腹で撫でるように優しく弾いています。
指の腹を使うとウクレレで大きな音を出そうと思っても、たかが知れています。
また、小さくはいくらでもできるので、ささやき声程度の音で隣の部屋にすら聞こえないように、ウクレレを練習することもできています。
ピックや爪を使う場合は固い材質で弾くことになるので、音量を調整するのは少し難しいかもしれません。
それでも上手い人なら小さい音でウクレレの練習をすることはできると思います。
いつでもどこでも騒音を気にせず練習できるウクレレはおすすめ
ウクレレは大きな音が出ないので、クラシックの中やバンドの中に入ると埋もれてしまうかもしれません。
しかし、ウクレレはもともと穏やかで優しい音色が魅力なので、ウクレレ同士で弾いたり、他の民族楽器などには合うと思います。
もっとも大きな音を出そうと思えばエレキギターのようにアンプにつなぐ方法もあります。
ウクレレは楽器としては初心者にとっつきやすいものですし、軽くてコンパクト、夜でも練習ができて、とても扱いやすいと実感しています。
もし、騒音や近所迷惑を気にしていて躊躇しているのなら、楽器屋さんなどに行って一度ポローンと弾いてみてください。
音の大きさうんぬんよりも、その音色に魅了されて買っちゃいますから(笑)